先日掲載した色彩で覆われる赤絵・彩紋の器に反し、塩釉(えんゆう)とは、釉薬と塩の化学反応でできた器表面に浮かびあがる表情を楽しむ器。
苧坂さんは、これら2つの焼き物に取り組んでいます。
赤絵:緻密な絵付けを施していく作業を繰り返してつくる器。そして
塩釉:窯の中の炎をみながら塩を投入していく作業がメインとなる器。
これらの相反する作業が、個々の器をつくる中での反動でもあり、自分の中でのバランスをとっています。。 と仰る苧坂さん。
苧坂恒治展 今週1週間、30日までの開催です。塩釉ルリ彩面取片口 : 苧坂恒治 作
深いコバルトの青さがうつくしい