『マドレーヌ × アールヌーヴォー』

いよいよ、明日よりスタートする企画展・ギャラリー ハンナ「アールヌーヴォー ガラスの世界」のコラボレーション企画として、レストラン チヒロより、同じ時代のアンティークな焼き菓子をご提案頂きました。

アールヌーヴォーの代表者の一人エミール・ガレにフォーカスし、同じ時代の19世紀初頭に故郷フランス・ロレーヌ地方に発祥し、現代でも作り続けられている焼菓子『マドレーヌ』を伝統的な製法、素材を使い再現いたします。
1789年、フランス革命により王政が崩壊して共和制の政治体制を持つ近代ブルジョワ社会を確立していくなかで、王様に仕えていた腕の良いパティシエたちは、雇用を失ってしまうことになります。
その後1810年にはナポレオン1世の命により、甜菜糖の製造が本格的に始まり、徐々に一般階級に砂糖が流通可能になっていきました。職を追われたパティシエたちは、町場にもどりパティスリーを開店させるようになり、庶民に広くお菓子の文化が根付いていく事となります。

今回の『マドレーヌ』もそんな時代背景の中で、現代までしっかりと受け継がれてきたお菓子のひとつ。その当時にも使われていたであろうガレの生まれ故郷フランス・ロレーヌ地方のモミの木のハチミツを使った『マドレーヌ』を是非お楽しみください。
レストラン チヒロのプライベートサロン内に設置されるギャラリー ハンナにて、限定販売いたします!