金先生のワークショップ 

児童絵画教育・児童絵画心理・・等、の言葉を聞いたことはありますか?

10月10日には、金先生を迎えての”絵の教室”を催します。

金 斗鉉さんによる、”絵”のワークショップ 
日程 10月10日 

午前 10:00~12:00
「子どもたちと親御さんのための絵の教室」
参加費(画材込み) 2000円 (親+子 子供一人追加につき500円)
対象 :小学生以上
午後 14:00~16:00
「絵が描けないと思い込んでいる人のための絵の教室」
参加費(画材込み) 3000円

申し込み方法: 参加費の領収をもって申し込み完了とさせていただきます。
当日のキャンセルは100%となります。

申し込み締切  10月9日

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以下、金先生のfacebook より 抜粋


「子どもの絵の発達過程」を年齢を追ってゆっくり話してみたいと思います。私は子どもが絵を描くことの重要性は将来画家になることとは別と考えています。画家になるかどうかは関係なく、絵を描いたり、何かを作ったり、積み木あそびなどは、(上手かどうかも関係なく)、考えたり、工夫したり、確認したり、発見したりと子どもの情緒教育はもちろん、一見関係ないように思える数学などにも必要であると思います。積み木で遊んだ子と 全くあそば無かった子とは数学の理解力に差がつくわけです。なんどもいいますが、上手下手ではなく子どもが自由にお絵がきができるように見守りたいですね。こどもの絵の指導くらい出来ると思っている大人ほど危険かもしれません。理解のためにはチョットした知識が必要です。
子どもの絵は年齢と共に変化して行きます。A赤ちゃんの時(1から2才半)のお絵がきは、正確には絵をかいている訳ではありません。何かを表現しているわけではなく、手の運動であります。手首がうごくようになれば点々をうちます。肘が動くようになれば半円(往復する半円)が描けます。肩がうごけるなったら円(マル)を描きます。丸がかけるようになった最初は大きいぐるぐるから小さいぐるぐると繋がった連続の丸を描きます。ハイハイの時期に充分な「なぐり書き」をさせて上げたいですね
絵は文字を教えるのと違って何かのパタンを教えることではないです。正確には教えては行けないのです。

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「子どもの絵の発達過程」B大人の振る舞いに影響されない子どもは心配しなくてもいいと思いますが、それでも気をつけて見ることもだいじです。
2才ころから丸がとじるようになります。描き始めた所に線が戻って丸になります。ここまで何か表現しょうと描いたわけではありませんが、描けた丸に意味を後付けをします。「これはママ!!」「これはブーブー」など、、、同じ絵が次には「パパになったり、わんわん」になったり変化をすることも多いのです。大人がほんのすこしの理解があれば、無頓着になることも、神経質になることもないと思います。わたしも間違いをよくします。描けなくなった子どもへのフォローの話しもぼちぼちして行きます。12036514_419079421624185_1742329173833149301_n

❸「子どもの絵の発達過程」C  三才前後から、最初から意味付けして描くようになります。この頃からの子どもの絵は「見る絵ではなく聞く絵」だと思ってください。その意味は子どもが描いた絵からそのこの身近な感動を聴いて上げることが大事。絵の中身を聞いてあげましょう。しかし、夢中になって描いている時にしつこく聞くといやがります。目とか口とかが描けて顔らしくなります。いつものことですが、絵の形を教えないでください。子どもが自ら見つけ出すのを見守って上げましょう。
早い子はこの頃から顔から足を描く子も出て来ます。顔から手、足が出て来ると大人は無意識的に言う。「体はどこにあるの? 顔から手足はおかしい!」勿論愛情こめての言い方ではありますが、、、実はおかしくないのです。この時期の子どもにとって顔のようにかいているのが、体全体でもあるのです。それぞれ個人差がありますので、隣の子は胴体も描けたよ!うちの子はなんで遅いのかしらと心配するお母さんがいますが、多少おそくてもなんも心配ありません。胴体は4~5才になるころには描けるようになるのです。

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