古代ガラス展 ~オリエントの遥かなる大地から~
Ancient Glass Exhibition:
~From the Distant Lands of the Orient~
2016年7月16日(土)~24日(日)
11:00~17:30 期間中無休
本展を3つのカテゴリで構成しました。
皆さまのお越しをお待ちしております。
・BEADS 装いと祈りのガラス工芸史
ビーズは制作された時代の需要を如実に反映します。
古代~中世においては真摯な守護の象徴、おまもりとして。
近世においては交易を媒介とした異国家、
しかしそこに通底するのは常に小さなビーズに結晶されたガラス工
国内外の書載作品を多数ふくむ100点ほどの発掘の単体ビーズを
・Wearable Antiqes アクセサリー 古代~近世のガラスビーズ作家作品と現代作家の邂逅
ガラスビーズの圧倒的な特徴は組み替えることにより異文化、
可能な
驚くべきことに、それは時代をもまたぎます。
古代の作家たちの手仕事は現代においてなおその輝きを放ち、
古代〜現代の作家たちのコラボレーションをお楽しみください。
・FRAGMENTS 断片に宿る美 古代工芸史俯瞰
古代の美術品はそのほとんどが断片です。
残欠に宿る美。
現代においては過去の造形物にその完全なすがたを想像することに

エジプト バステト女神像 残欠 末期王朝 紀元前665-30年 H55mm No.6 ¥380000
美しく表現された脚、添えられた手と背面に刻印されたヒエログリフ。
頭部は失われておりますがまさにそれがため残欠美と呼ぶにふさわしい存在感を得た逸品です。
背面のヒエログリフは翻訳されており
The Goddess BASTET
The Mistress of…
May She Give
Life and Health
と解読できます。

長頚瓶 ¥165万円
本展においてはアクセサリーと同時に古代の美術工芸品をご紹介させていただきます。
多くは古くから国内でコレクションされ精査研究がつくされた作品で、研究書、展覧会図録等に掲載された書載の現品です。
本作は愛知県陶磁資料館(現愛知県陶磁美術館)「オリエントの輝くうつわ」展・富山の楽翠亭美術館「いにしえの光たち」展に出品された作品で胎の中心に類例を見ない筒状装飾を有する貴重な意匠をもつ逸品です。
愛知県陶磁資料館「オリエントの輝くうつわ」展 2001年 図録より転載

・リングドゴン&発掘ローマンビーズ mn013 ¥48000
稀少なブラウンカラーのリング状のビーズはチェコで制作されアフリカ、ドゴン族にもたらされたもの。ネックレス部分には地中海地域で発掘されたローマンビーズをあしらいました。
・ローマングラス 容器片
地中海沿岸域、中東地域からは多くのガラス片が発掘されます。これはローマ後期、後1〜4世紀に制作されたガラスボトルの破片。美しい瑠璃色は人の手になるものではなく無数の微細な侵食がもたらす発掘ガラス特有の銀化とよばれる現象で、時間と人間が作り出した唯一無二の輝きです。